超簡潔!面倒くさがり屋のための自転車にかかる関税まとめ!
海外通販や個人輸入を行うときに知っておきたいのが関税の存在。
海外通販サイトを使い「いいものを安く購入できた!」と思ったら、高い関税で国内で買うよりも高くついた・・・。
これでは悲しすぎます。または、
「関税がよくわからないから海外通販サイトを使わない!」
これももったいないです。
関税がよくわからない。調べるのも面倒くさい。
そんな方のために関税について簡潔にまとめました!
とりあえずこれだけ知っておけば問題ないと思います。
自転車海外通販の関税まとめ
- 自転車本体や自転車パーツは基本的に無税
- ウェア類は購入価格の10%程度
- 靴は少々高い
- 16,666円以下の買い物であれば無税
- 16,666円以上の場合は商品ごとに異なる税率や関税手数料200円+消費税がかかる
関税を気にしたくないのであれば購入金額を16,666円以下にしましょう。
16,666円以下であれば関税は一切かかりません。
もっと詳しく知りたい方は以下を読み進めてください。
海外通販や個人輸入にかかる「関税」とは?
まず最初の疑問ですが、そもそも関税とは何?ということ。
関税とは、輸入品にかせられる税金のことで、海外で購入した商品の合計金額(送料・保険料など含む)に関税率をかけて算出した税金のことです。
海外から商品を購入すると「輸入」となるため、税関を通るときに関税(消費税と手数料)がかかります。
ただし、個人輸入の場合は一部の物を除き、小額の物は無税となります。
これは個人用品特例にあたるためです。
海外旅行時のお土産や個人用の持ち帰り品が無税になるのと同じです。
関税で押さえておくべきポイントは2つ!
関税についてのポイントは以下の2つです。
- 個人輸入の場合は購入金額の60%に関税をかけられる
- 課税対象額が1万円以下なら基本的に無税
どういうことかと言うと・・・
海外通販・個人輸入時の合計金額に60%をかけた時に1万円以下になるように買い物をすれば免税となり課税されなくなるということです。
課税対象額1万円以下を商品価格にすると10,000円÷60%で16,666円になります。
つまり、商品の合計金額(課税対象金額)が16,666円以下になる場合は基本的に関税がかからないということです。(16,666円×0.6=9,999円)
そのため、海外通販・個人輸入利用時に関税について一切考えたくない場合は、16,666円以内に抑えると良いでしょう。
課税対象額が16,666円を越えた場合
課税対象額が16,666円以上の場合には関税と税関手数料200円がかかります。
課税対象額が16,666円以上でも、関税率0%の場合は、消費税のみ課税されます。
計算は以下の様に求めます。(課税対象額が16,666円以上の場合)
課税対象額(商品価格・送料・保険料等×60%)×関税率=関税額
海外通販・個人輸入の個人用品特例の範囲は?
ここで気になるのが、どこまでが個人用品特例の範囲に当たるのかということ。
これに対しては明確な基準がないため購入した数量や商品の種類によって判断されるようです。
例えば、同じ商品を一度に大量に購入したり、個人では使わないような機器を購入するなど、明らかに個人用の域を越えるような買い物をすると“個人用ではない”と判断されるようです。
ただし、その場合は事前に用途に関する問い合わせがあるようなので、個人用であれば、その旨をしっかりと説明すれば問題ないようです。
ただし、元々販売するつもりで輸入する物を個人使用として偽って輸入した場合、関税ほ脱として罪に問われますので注意してください。
自転車の場合であれば、同一商品の大量購入などを行わなければ特に気にする必要はありません。
海外通販や個人輸入にかかる関税率ってどれくらい?
参考ですが、自転車パーツやウェア、シューズにかかる関税は以下の通りです。
ウェア類
自転車パーツ
ザックリとまとめると・・・
商品 | 関税率 |
---|---|
自転車本体・パーツ類 | 基本的に無税 |
ウェア類 | 10%程度 |
シューズ類 | 税率の幅が広すぎてなんとも言えない |
あくまでも参考ですがこんな感じですね。
ウェア類はものにより多少の関税がかかります
ただしシューズだけは関税率が少しだけ高いので注意してください
実際に関税額を計算してみよう!
実際に海外通販や個人輸入を使い、自転車パーツを購入した際にどれくらいの関税がかかるのかを計算してみたいと思います。
自転車パーツ:20,000円
送料:2,000円
保険料:0円
関税は商品の合計金額に対してかかるので、課税対象金額は22,000円。
個人用品特例により課税対象額は22,000円の60%で13,200円となります。
仮に税率が10%だとすると、13,200円の10%で関税額が1,320円となります。
関税を含めた合計金額は・・・
22,000円(商品合計金額)+1,320円(関税額)=23,320円
(実際には課税対象となった場合、荷物1つあたり税関手数料200円と別途消費税がかかります)
最後に
初めて海外通販や個人輸入を行うときに面倒くさいなぁと感じるのが関税の存在です。
しかし、計算方法を1度覚えてしまえば、それほど難しいことではないと分かるかと思います。
とは言え、初めての海外通販は不安がつきものです。
そんなときは管轄税関に事前に希望商品の関税額について問い合わせてみると正確な関税額を知ることができ、安心できるかと思います。